12(じゅうに)blog

最近は専らプレイしたゲームの感想を書くだけです。 更新ペースは非常にゆっくり・・

プレイ感想 幻影異聞録♯FE Encore(ネタバレなし)

どうもお久しぶり。

この度も更新期間がえらく飽きましたね。(毎度のことですが・・)

最近はアドベンチャーばかりでしたが、
今回はニンテンドースイッチで発売されたRPGです。

幻影異聞録 ♯FE Encore (シャープエフイー アンコール)

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公式サイト:https://www.nintendo.co.jp/switch/asa4a/

任天堂が誇る「ファイアーエムブレムシリーズ」とアトラスが誇る「女神転生シリーズ」が
まさか!のタッグを組み、オリジナル版はWii Uで2015年に発売されました。

本作はそれに追加要素加えたリメイク作品です。

当初、Wii U版のプロモを見た、アトラスの女神転生シリーズを知る人からは

「また東京が崩壊するのか・・」

とか噂されていたそうな・・。
(女神転生シリーズ、やったことないけど毎度東京はどうなっていることやら・・)


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タイトル画面。

この画面を見るたびに作中のキャラがランダムでタイトルを読み上げてくれます。

最初から始める時の選択肢が「DEBUT(デビュー)」となっている点が、
本作のテーマ「芸能」という作風を醸し出すのに一役買っております。
(リメイクであること示すのに「Encore」とつけたところも◎)

で、「DEBUT」を選択すると、ペルソナシリーズよろしく難易度設定と
メインヒロインの「織部つばさ」に私服の時にメガネを掛けさせるか否かを設定させると
オープニングアニメが流れてゲームスタートです。


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Encore版の追加要素の一つとか。
ヒロインである織部つばさにメガネを掛けさせられるようになりました。

一体どうして追加されたのやら・・?

オリジナル版のファンから
「メガネを掛けされたい!!」
というリクエストでもあったのでしょうか?

ちなみにメガネを掛けたところで、ペルソナ4みたく
霧が晴れて見えるとか、そんなことはありませんw


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オープニングアニメーション。
物語の発端となった、演劇の演者・観客1,000人が消失した
「こけら落とし消失事件」の映像が流れてスタートです。

物語の始まりに演劇の舞台とか、初代プレイステーションで遊んでいた世代としちゃ、
「いきなり観客が炎上するのでは?」
とか思っちゃいますねw
(パ○サイト・○ヴ)

じゃ、前置きはこんなところにして本作の紹介と感想をば。


本作の舞台について


あらすじをとりあえずまとめると・・

===
本作の舞台は芸能文化が栄えている現代(恐らくは2015年頃)の東京。

作中の時系列において5年前、とある劇場の完成記念公演にて
演者と観客1,000人超が突如として消失した、「こけら落とし消失事件」。

織部つばさは主演女優を務める姉の公演を観客として
見に行っていたことで事件に遭遇するも奇跡的に生還する。

そして時は流れ現代、主人公の葵樹はクラスメイトの赤城斗真と共に
同じくクラスメイトの織部つばさが出場する、新人アイドル発掘オーディション最終選考会を観覧。

そのオーディションの最中、突如として司会者が豹変、
異世界からの異形の襲撃者「ミラージュ」が多数出現し人々を襲い出し、
「パフォーマ」(作中における芸能に関する表現力の結晶、生命エネルギーでもある)を奪いはじめる。

その最中、樹とつばさは「イドラスフィア」と呼ばれる異世界に迷い込み、
ミラージュに襲われたところで奇跡的に「ミラージュマスター」として覚醒する。

ミラージュマスターとして覚醒したことから、
2人はフォルトゥナエンターテイメント所属のタレントとなり、
芸能活動とミラージュとの戦いを送る日々が始まるのでありました・・。

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===
と、ストーリーの導入はこんな感じ。

先に書いた通り、樹たちはそれぞれのミラージュとパートナーとなる事で
ミラージュマスターとして覚醒しますが、
そのミラージュとはファイアーエムブレムの登場人物なんです。

これは女神転生シリーズの「悪魔」がファイアーエムブレムの登場人物に置き換わった形、
もっとわかりやすく言えばペルソナシリーズの「ペルソナ」が
ファイアーエムブレムの登場人物になった、という形です。


それらと異なる点として、戦闘時にはパートナーミラージュが
武器に変身(カルネージフォーム)して共に戦うという点がありますが。
(テ○ルズのソーディ○ンみたい)


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戦闘開始時にはミラージュマスターは「カルネージフォーム!」と叫び、
ミラージュは武器に、マスターは専用の衣装に変身します。
(演出が入るのは、新規加入キャラおよび衣装替えした時のみ)


また本作の上記以外の特徴として「芸能活動」と「RPG」の融合という、
これまでになかった斬新な路線にあります。

今までの作品の感覚から見たら
どうして「芸能」と「戦闘」が繋がるのか?
となるんですが、そこんところはうまく設定されていまして・・。


①ミラージュとの戦いはミラージュマスターでしか対応できない。(現実の武器・兵器では効果がない)
②仲間となったミラージュは単独では
③本作において芸能の起源は神事、「神降ろし」とされている。
④そのため、芸能人としての優れた表現力を持つ者は高いパフォーマを持つ。
⑤パフォーマを高めることはミラージュマスターとしての能力UPに繋がる。
⇨芸能活動を通じて表現力を鍛える事でミラージュマスターとして成長できる!


という具合に作中で芸能活動をする動機付けがされているのです。

確かに古くから続くお祭りや神社での歌や舞踊は神仏への感謝や祈りを届けるためだったりするから、
この設定はすんなりと受け入れる事ができました。


また本作の舞台が2015年ごろの東京でもあるので・・

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作中では各キャラから「TOPIC」という現実でいうLINEのようにメッセージが届きます。
メッセージの内容に応じてスタンプも押してくれる。
うーん、現実の東京っぽい。


キャラ紹介


主人公、蒼井 樹(あおい いつき)
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特に芸能に強い興味があるわけでもなく、
なし崩し的に芸能事務所「フォルトナエンターテイメント」に所属することになった、
普通の18歳の男子高校生。

そんな彼が芸能活動・ミラージュとの戦いを通じて人間的に成長していく様が
ストーリーの大きな流れ。

ちなみにペルソナ5の主人公のジョーカー程じゃないにしても
登場する女性を次々と魅了する、天然ジゴロなところも(笑)


樹のミラージュ、クロム
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初期クラスは「ロード」。
ファイアーエムブレム覚醒より出演。

彼をはじめ、ミラージュは記憶を失っており、
ファイアーエムブレムのストーリーが語られることはほとんどありません。

このことでファイアーエムブレムを知らない人も問題なく
本作を楽しめるわけです。

また彼はマップ中のナビゲーション役も勤めているため、
敵シンボルの出現などで頻繁に声を聞かせてくれます。


織部 つばさ(おりべ つばさ)
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樹の幼馴染にして、天然でドジだが明るくまっすぐな性格、
そしてアイドルとなることを夢見る女子高生。(そして作中冒頭から樹に思いを寄せる)
作中の5年前、公演中に観客1,000人が突如として消失した「こけら落とし消失事件」の
(表向き、ではあるけど)唯一の生還者。

本作は先述の樹の成長の記録であると同時に
彼女がアイドルとして歌にモデルに演技にと幅広い分野で成長・活躍する、
シンデレラストーリーでもあります。

ちなみに彼女も含め、本作の登場女性キャラ何人かがプロポーションが異常に良いという・・w


つばさのミラージュ、シーダ
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初期クラスはペガサスナイト。
(でもスキル演出以外でペガサスは出てこない)

出演はファイアーエムブレム第1作の暗黒竜と光の剣より。

原作通り心優しい性格でつばさに対して姉のように接する、とか。
(原作遊んだことないので・・)


赤城 斗馬(あかぎ とうま)
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アクション俳優志望で特撮ヒーローの出演を目指す、樹とつばさのクラスメイト。

樹達より一足先にミラージュマスターとなっており、
フォルトゥナエンターテイメントの先輩芸能人として
序盤からパーティを引っ張ってくれます。

なお天然っ気の強い樹やつばさが多くのボケをかますので
(一部、プレイヤーの選択肢でワザとボケさせることもあり)
パーティのツッコミ役も主に彼が務めておりますw


斗馬のミラージュ、カイン
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初期クラスはソシアルナイト。
出演はファイアーエムブレム第1作の暗黒竜と光の剣より。

斗馬とは似た者同士でとても気が合う兄貴分、だとか。

カルネージフォームの演出で斗馬と共にバイクに乗っていたり、
ペルソナ5の真・ヨハンナのモデルになったのだろうか?


黒野 霧亜(くろの きりあ)
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フォルトゥナエンターテイメントに所属する樹達の先輩ミュージシャンで
若者から絶大な支持を得られているクールビューティな女性。

つばさも彼女の大ファンでストーリー序盤はその憧れからあたふたすることも。

サイドストーリーで彼女の内面を垣間見ていくと
所謂ギャップ萌えが発動すること間違いなし!ですw

そのギャップから本作で1番のお気に入りキャラになりましたw
樹のセリフの選択肢で彼女をいじって戸惑う姿を見るのが楽しいことこの上なくw
(樹は天然さんだから歯の浮くようなセリフも言わせたりできるしw)


霧亜のミラージュ、サーリャ
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出演は「覚醒」から。初期クラスはダークマージ。ヤンデレっぷりは本作でも健在。

「覚醒」でのデザインと比べると顔こそ見えないけど、やたらセクシー。

時折、おかしな事を言ったりやったりするんで、霧亜から突っ込まれることも。


弓弦エレオノーラ(通称エリー)
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見た目・名前から察せられる通り、北欧系のハーフで弓使い。
(名前に弓の字が2つもあるし)

やたらと「ハリウッド的」とか繰り返すもんで
現実にいたらややうざったいような一方、精一杯背伸びしている感のある、
ツンデレタイプのキャラです。

作中ではその「ハリウッド」と繰り返し発言するとこを
とあるキャラからなじられてしまったりw

エリーのミラージュのヴィオール
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出演は「覚醒」から。初期クラスはアーチャー。

やたらと「貴族」である事を主張してお転婆なエリーに対しては「淑女」となるように言うもんだから
「ハリウッド的」「貴族的」と戦闘中にも応酬する事多数。


源まもり
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フォルトゥナエンターテイメントに所属する11歳の小学生タレント。
「レンチンアイドル☆まもりん」という番組に出演しながらも
(私らの年代としちゃのN○K教育の「ひとり○できるもん!」を思い出す・・)
昭和歌謡曲も歌う、一風変わった芸風。

最年少で女子というもっともか弱い立場でありながらも、
ミラージュのドーガがアーマーナイトという事でパーティ1のタフさを誇ります。
(彼女に庇われて戦闘不能を免れること多数)

意外と戦闘時のカルネージフォーム(変身)したアーマーナイトの姿が
なかなか可愛らしくて必見です。

ミラージュは暗黒竜と光の剣より「ドーガ」。初期クラスはアーマーナイト。
(でもスクリーンショット撮るの忘れちゃったから画像はないw公式で確認を)

ミラージュマスターとして覚醒したばかりのまもりを
献身的にサポートしてくれます。


剣 弥代(つるぎ やしろ)
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歌にダンスに演技にあらゆるパフォーマンスをこなす、
天才的な芸能人として樹達の前に現れます。

一見クールな男性に見えますが、その実は樹以上に天然(または世間知らず?)なところもあり、
メインストーリーではその節々が垣間見え、
サイドストーリーではもろに彼の天然具合が炸裂しておりますw

ミラージュは暗黒竜と光の剣より「ナバール」。初期クラスは剣士。
(彼ももスクリーンショット撮るの忘れてまして・・公式で確認を)

口数は少ないが強さをストイックに求める事など弥代と共通する点が多く、
信頼し合っているとか。

個人的には「覚醒」のロンクーが務めるものとばかり思ってました。
(ロンクーはまた別の形で登場してました)


で、ここからはサブキャラ。
パーティメンバーではないけど、フォルトゥナエンターテイメントを支える仲間であり、
戦闘中もサポートしてくれます。


チキ
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ウタロイドと呼ばれるバーチャルアイドルのミラージュ。
出演元はファイアーエムブレムシリーズを通して登場する「チキ」より。

現実世界でいうとバーチャロイドの初音ミクがイメージ?

私はファイアーエムブレムは「覚醒」しか遊んだ事がなく、
下記のサイト通りチキは神竜族の巫女で見た目は妙齢の女性なので、
本作でのロリっ娘っぶりはやや違和感・・。
https://www.nintendo.co.jp/fe/characters/smashbros/detail/tiki05.html

ブルームパレスでパーティキャラのカルネージユニティ(武器の錬成)や
レディアント・ユニティ(スキル習得)をしてくれたり、
さらにはファイアーエムブレムではおなじみ、
クロムたちミラージュのクラスチェンジをしてくれたり!

またサブストーリーをこなすことで戦闘中にセッションスキルと呼ばれる連携の中で
炎属性の攻撃でサポートしてくれます。


志摩崎 舞子(しまざき まいこ)
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樹達の属するフォルトゥナエンターテイメントの社長。

過去にはファッションモデルとして活躍、
頭の回転も早く抜け目のない女社長ですが酒好きで
樹達には度々二日酔いのことを突っ込まれるというw

彼女もサブストーリーをこなすことで戦闘中はセッションスキルにて
剣撃の追撃を加えてくれます。


バリィ・グッドマン
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フォルトゥナエンターテイメントの敏腕トレーナーで元バンドマン。

ディア魔女いろは(おそらく元ネタはおジャ魔女どれみ)の大ファンで
かつ、パーティ内最年少のまもりを溺愛する。
(現実にいたらかなりヤバめのおじさん・・w)

CVは中村 悠一さんでなかなかこんなエキセントリックな役を演じるのが妙に印象に残ってしまうw
(ブレイブルーのハザマ&ユウキ・テルミ、マクロスFの早乙女アルトのイメージから想像できないw)


そんなフォルトゥナエンターテイメントのメンバーですがメニュー画面にも登場しておりまして・・

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序盤はこんな感じでやや寂しいメニュー画面ですが・・


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最終的にはここまで賑やかに。


戦闘システムについて


フィールドマップ中の敵シンボルと接触すると戦闘開始。
(剣撃で敵シンボルの動きを止め、その状態で接触すると先制が取れることも)

戦闘はペルソナシリーズよろしくのターン制コマンド選択バトル。

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戦闘画面。画面上部には行動順序が表示。

本作の戦闘システムで特徴的なのは下記3点。

①スキル攻撃で対象の弱点をついた場合やSPスキルを使用した時、
パーティキャラが次々と連携攻撃をしてくれる「セッション」

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発動条件を満たすと仲間たちが次々と連続して攻撃していきます。
スキルが充実してくると最大で10連携を超えることも。
(セッションに参加するには専用のスキル習得が必要)

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リメイクである本作「Encole」からはサブキャラもセッションに参加するように。

ちなみにセッションは何度も攻撃を繰り返すことから時間が長くなってしまいますが、
演出をカットする設定も可能という親切設計。


②スキル攻撃が時折、専用の演出が入り威力や効果範囲が強化される
「アドリブパフォーマンス」

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各キャラのサイドストーリーを進めることで「アドリブパフォーマンス」を習得、
戦闘時には通常のスキルを選択したときにランダムで発動、
サイドストーリーの内容に準じた演出が入り、威力や効果範囲が強化されます。
(主人公の樹はメインストーリーを進める過程で習得)

このアドリブパフォーマンスについて、歌手活動している
つばさと霧亜はボーカル付き専用の楽曲も流れます!

ちなみにまもりについては「アドリブ」をするほどの対応力がないとかで
彼女のみアドリブパフォーマンススキルを習得しません。
確かに彼女の設定に準じてはおりますが、ちょいと不遇ですが・・。


③セッション中にキャラ2名による、専用の演出と強力かつ様々な効果が発動する
「デュオアーツ」


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先のアドリブパフォーマンスと同じく、専用の演出と楽曲のあるものは
もちろんボーカルつきの楽曲も流れます。

これも大体において専用のサイドストーリーを進めると習得します。
(そのきっかけが大体においてフォルトゥナの社長である舞子の思いつきだったりしますが笑)

ちなみにまもりは先のアドリブパフォーマンスでは不遇でしたが・・

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その代わり?彼女のデュオアーツにはこんな内容のものも!
バカゲー的な要素もあり、なかなか楽しませてくれますw

ではここからはいつもの感想を評価点と改善点から。



○評価点①○キャラの魅力を掘り下げつつキャラの強化にも繋がるサイドストーリー


先述の通り、アドリブパフォーマンスやデュオアーツの習得に
サイドストーリーを進めるのですが同時にキャラの掘り下げが行われております。

これに対しメインストーリーは飽くまで主人公の樹(序盤はつばさも)の成長に焦点を絞っています

この方式をとったことから、メインストーリーはシンプルにまとまり、
サイドストーリーでは終始一貫して1人のキャラにスポットライトを当てているので
とてもメリハリのある展開がされております。


またサイドストーリーの内容についてもそれぞれのキャラの内面描写がされているのですが
その内容において・・

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こういったキャラそれぞれが抱える悩みや課題をシリアスに描いているものや・・



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サイドストーリーによっては非常にコミカルなシーンもw


サイドストーリーと言えど全く飽きさせない展開で
どのキャラも大変に印象深いものになりました。

○評価点②○戦闘の爽快感と衣装替えの面白さ


先の通りセッション・アドリブパフォーマンス・デュオアーツが
いい感じで戦闘のスパイスになっており、
初対面の敵キャラに対して弱点属性を探ることが楽しみの一つになっております。

特にボス戦においては難易度の高さもあって
「アドリブパフォーマンス」⇨「セッション」⇨「デュオアーツ」⇨「セッション」
と続いた時はかなり気分が良いです。

ただし敵ユニットもパーティキャラの弱点をついた場合は
同様にセッションで連続攻撃してくる点は要注意。

ここを理解していないとかなりの頻度で戦闘不能に陥り、
あっという間にゲームオーバーになります。
(特につばさや霧亜は打たれ弱いのもあって・・まもりがいるとかなり助けられますw)

一応、対策としては防御コマンド、防御スキルの使用、食いしばりスキルの習得、
弥代の「カウンター」(敵側の物理攻撃を防ぎつつ、カウンターを入れる)などありますが、
それでも防ぎきれずオーバーキルされてしまうことも。
(特にボスは連続行動したり、護衛の敵キャラを召喚したりで手に負えなくなります)


それともう一つ本作で面白いのが、戦闘時のみですが衣装替えのシステム。
登場人物は皆タレントであるので作中様々なシーンで
ライブ衣装やらドラマ衣装を着るんですが、それを戦闘中の衣装に設定できるんです。


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ストーリー中のドラマの役の衣装になったり・・
(戦闘中のセリフまで作中の役に変化!)

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他のアトラス作品とのコラボ衣装もあります。
(でもペルソナ5のジョーカー衣装はどこか違和感w)

衣装は作中の原宿ショップで購入可能。
ただしめちゃくちゃ価格が高いという・・w

○評価点③○魅力あるボーカル楽曲の数々


本作は芸能をテーマにしていることから、作中のキャラが歌う楽曲も
かなり力が入っており、印象に残るもの多いです。

それもそのはず、歌唱力に定評のある声優のキャスティングに加え、
本作のボーカル楽曲の提供はavexグループが手掛けてますから!

アドリブパフォーマンスやデュオアーツでも当該楽曲は流れますので耳に残りやすいのはありますが、
序盤で霧亜の「Reincarnation」や終盤の「ファイアーエムブレム〜光の戯曲〜」は
そのシーンのインパクトもあって一発で魅了されてしまいました。
(クリアした今となってはサントラ欲しくなっちゃいますね・・)

○改善点①○一部デュオアーツの取得イベントがないこと


先述の通り、デュオアーツ取得はサイドストーリーのイベントをこなして
習得する物が主なのですが、一部のデュオアーツにおいては
条件を満たした状態で社長の舞子に話しかけると

「やってみよ〜♪」

みたいなノリであっさりデュオアーツが習得されてしまうことも。

ストーリーの中心に据え置かれている樹やつばさが関わるデュオアーツは
ちゃんとイベントシーンが挿入され場合によっては専用の楽曲&ムービーまであるのに・・。

キャラは全て個性もあって制作サイドの愛も十二分に感じられるのもあって
この扱いの差は気になりました。


最後に・・

と、今回もかなり長くなってしまいました。

しかしながら本作「幻影異聞録 ♯FE Encore」もまた良作でございました。

元になったファイアーエムブレムシリーズも女神転生シリーズ、ペルソナシリーズも
長くつづくシリーズであるので全てのファンの方はもちろん、
どれか1つだけしか知らないという方にも
全く知らない人にもお勧めできます。

作中の随所にお遊びの要素も多いですし、知っていた方が楽しめるのはもちろんですが。

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ジャックフロストがコンビニのキャラクターになっていたり。

===

以上、外出できない連休中ではありますが、もしニンテンドースイッチお持ちの方で
興味ある方が見えましたら購入してはどうでしょうか。

それではまた次の作品にて。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

幻影異聞録♯FE Encore
価格:6485円(税込、送料無料) (2020/5/5時点)


サントラもよろしければ。


プレイ感想 DESIRE remaster ver.(ネタバレなし)

今回もご無沙汰。

毎度毎度、感想記事を長く書き連ねるのが大変なので
今回は簡単にしておこうかなと。

というわけで今回プレイした作品はこちら。

DESIRE remaster ver.

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タイトル画面。

Nintendo switchのオンラインストアにてダウンロード販売されておりまして
2020年1月時点では年末年始価格で980円と非常にお買い得だったので購入してみました。
(2020年2月からは1980円)

ちなみに公式サイトはこちら。
http://el-dia.net/desire/

なんとな〜くイラストや上記サイトを見て察する事ができる通り、
以前記事にしました、「EVE burst error」と同じ制作スタッフが手がけておりまして
複数人物の視点からストーリー描写されている点は
「EVE」でのマルチサイトシステムのベースになったとか。
(そして元々がエロゲーであることも共通)


なおEVE burst error RおよびEVE rebirth terrorの感想は以下より。
http://www.blog-ji-yuni.net/archives/38785941.html


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ゲーム冒頭の一場面。「EVE burst error R」の宣伝もばっちし。


オリジナル版は1994年にPC−9821で発売されていて
リマスターされたのは2017年と実に20年以上過ぎてから
と、これまたEVEシリーズとの共通点がございまして。



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システムはEVEと同じく、コマンド選択・探索式のアドベンチャー。
おふざけの選択肢を選ぶとセルフツッコミを入れてくれるところも共通。
ヒントモードをONにしていると次に探索すべき場所を教えてくれて快適なプレイが可能。


ではではいつもよりも簡単に感想を書いていこうかなと。


あらすじ・メインキャラについて

南海の孤島にそびえる外界から隔離された研究所「デザイア」。
そこでの研究は一切が謎のベールに包まれて、
外部からは一切窺い知ることも出来ない状態であった。

全く別の視点からデザイアの謎に迫って行く
「アルバート」と「マコト」。

デザイアの真の姿とは一体!?

(以上、公式サイトhttp://el-dia.net/desire/world.htmlより引用)


上記の通り謎の研究施設「デザイア」と、そこで巻き起きる事件の真相を探っていく、
という感じのストーリー展開です。

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ストーリーの導入部分でミステリアスな一文。

元になったのは間違いなく
「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」
というゴーギャンの作品。


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主人公のアルバート・マグドガル。通称アル。
ジャーナリストでデザイアの取材に世界で初めて乗り込む所から物語は始まる。

「EVE」の主人公の小次郎のごとく、お調子者でナンパな性格。
そしていろんな女性とフラグをたてまくる。
(もう一人の主人公、マコトと恋人であるにも関わらず。
EVEでの小次郎といい、お約束なんだろうか・・)


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もう一人の主人公、マコト・イズミ。
デザイアでは研究主任として赴任しており、アルとは恋人同士。

アルとの再会を待ち望みつつも、デザイアの抱える問題から彼の来訪に不安も覚える、
という複雑な心境。
ちなみにアルのケースとは異なり、EVEの法条まりなとは性格は全く別で
特におふざけシーンなども見受けられず。


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デザイアの総監督であるマルチナ・ステラドビッチ。
マコトの上司にして、アルの取材対象、そして完璧超人(笑)ばかりのデザイアスタッフのトップ。

マスコミを非常に毛嫌いしているのだが、ストーリー中に険しい表情を見せることが少ないのは・・?


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デザイアの浜辺で倒れていた所をアルに救出された、謎の少女ティーナ。

名前以外は覚えていない記憶喪失であるが、天真爛漫な性格をしており、
アルには非常に懐き、所々でアニメーション付きでタックルをかます(笑)

一方、マコトに対してはアルを独占しようとしたり、
「おばさん」呼ばわりしたりして、引っ掻き回すw

そんな彼女がタイトル画面にも描かれている通り、デザイアの核となる人物でもあります。(意味深)



他にも魅力的なキャラに胡散臭いキャラ多数いますが、
詳しくは公式サイトで!

では感想をば。


評価点①魅力的なキャラクターデザイン(見た目も設定も)


「EVE」シリーズと同じく、キャラクターはリマスター版であることも手伝って
最近のゲームと遜色ないほど綺麗なイラストで描かれております。

特に公式サイトで技術進歩の様子がみて取れます。
オリジナル版をプレイしていた人には懐かしいかも。
http://el-dia.net/desire/product.html


そしてキャラの魅力はイラストだけにとどまらず、
ストーリーを進めるなかで各キャラクターが背負っている、
宿命とか哲学やら美学とかコンプレックスとか、
それらの描写もまたキャラクターに深みを持たせ、魅力的にしています。



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マコト編においてマルチナが信条を吐露するワンシーン。
デザイアのゲーム中で1番のお気に入りのシーンです。

この台詞だけ切り取って読むと「彼」に対して盲目な愛情を持っているだけのようにも見えますが、
ストーリーを読み進めていく中で彼女の背負う運命を知り、直前の言葉と合わせて聞くと
「彼」に絶大な信頼を寄せており、その言葉の重みを如実に感じられます。


全員が全員では無いにしろ、このように開発スタッフがキャラクターそれぞれに愛着を持って
より人間らしく設定や表情・イラストが作り込まれた事が伺えます。



改善点①ストーリーの全貌がわかりにくい


ここからは本作の今ひとつだった点について。

なんども出ている通り、本作は「EVE」と同じ制作スタッフであるので
「EVE」のストーリーの奥深さから

「デザイアの物語の真相はどのようなものなんだろうか?」

と思って楽しみにしていたのですが、
終わってみるとイマイチ釈然としない感想を持つに至りました。

というのも、本作、アル編・マコト編を一通りプレイしても劇中の謎の全ては明かされず、
2つのシナリオをクリア後に「事件の核心にいる第3の人物」の視点で
デザイアの物語を辿ることになるのですが、
結局のところ色々と貼られた伏線について理解できるような説明がされるわけでもなく、
なんとなくボヤけた感じで完結してしまいます。


ストーリーを進めていく中で

・「あの事をバラす!」とか思わせぶりな台詞が出たり
・あるいは現実には起こりえない軽くホラーな現象が発生したり
・アル編の最後に起きた現象の理由は?

とか気になる伏線はいっぱいあるんですが、
少なくとも上記3点は真っ当な説明がなく、プレイヤーは置いてけぼりに・・・
(なんとなく予想はつくんだけど)


一応エンディングを迎えると「事件の核心にいる第3の人物」が作品中で何をしたかったのか、
おぼろげながら分かるのだけどそれも説明は不十分でちょいと釈然としない。


エンディングを見たプレイヤーは誰もが不完全燃焼に終わってしまうのは間違いないかと。
せっかくキャラの作り込みもよかったのに残念。


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アル編とマコト編をクリアするとタイトル画面の「NEW GAME」がこうなります。
読み進めても全貌はよくわかりませんが・・



改善点②不可解な言動で感情移入出来ないキャラ


これは主に2名います。

主人公の一人でもある「マコト」と「事件の核心にいる第3の人物」の2名の
一部の行動が不可解で腑に落ちないのです。

ネタバレになるので具体的な内容は控えますが・・

マコトはアルの恋人で主人公でもあるのに、
アルとの恋人関係が破綻する方向に行動していってしまうんですね・・
(一応弁護しておくと事の発端はアルだし、マコトは積極的に関係を壊しにいった訳ではない)

これは元々が寝取られ要素を含んだエロゲ由来の作品だからかもしれないけど。

それでもダブル主人公なんだから2人で難局を乗り越える、
というような王道の展開をしてくれた方が
プレイヤーとしてはしっくりきます。

「EVE」から本作に入った身としてはどうしても比較してしまいますが、
「EVE」の小次郎とまりなは互いに異なる立場で腹の探り合いはすれども
最終的には2人で協力して難局を乗り越えていく展開が
ストーリーを盛り上げていたわけでもあるし。

この展開するなら主人公アルだけでよかったのでは?とも感じます。
アル編とは異なり、マコトは哲学的で魅力ある台詞もあまりないし・・。
(そんなことになってたら「EVE」は誕生しなかったわけですが・・)

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主人公としちゃ、ちょっとカッコがつかないマコトさん。


また「事件の核心にいる第3の人物」については
それまでの人生において(普通ならば)大切な人を失っている状態、にも関わらず、
結果としてはその「大切な人」のことに目もくれず、
自分のことしか考えていないような印象を受けます。
(本人が抱える複雑で生き地獄のような事情を考慮するとまぁわからんでもない気もするんですが)

しかしストーリー展開そのものも、その「大切な人」がほったらかしにされてる感もあり、
う〜んなんだかなぁ・・というところ。

それならそんな設定なくてもよかったのでは?とも思いました。


最後に・・・


以上より「EVE」と比べるとどうしても物足りないところはありますが
Switchダウンロード版なら価格もお買い得(1980円)だし
ちょっと何かいいアドベンチャーはないかな・・って思った時に良いかと。

「EVE」をプレイした人にもそのベースになった作品としてその片鱗を伺えるので
そういう楽しみもあるので良いかも。

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アルは間違いなく小次郎へその遺伝子を伝えたキャラ。
性格、セリフ、女性からのモテ具合といい。
(それがトラブルの元になったりするところも)



それではこんなところで、また次の作品を遊び終わった時にでも。

プレイ感想 新サクラ大戦〜実に14年ぶりの最新作!

またまたご無沙汰でございました。

前回に引き続き、年末年始でプレイしておりました作品を紹介します。

2005年に発売された
「サクラ大戦Ⅴ〜さらば愛しき人よ〜」
以来、実に14年ぶりのシリーズ最新作

新サクラ大戦


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製品パッケージ。

右下には「日本ゲーム大賞2019受賞」の文字。

サクラ大戦のメインシリーズは「2」以降、
サブタイトルが付くのがお決まりになってましたが、
本作は原点回帰ということなのか?「1」と同じくサブタイトル無しでした。




オープニングムービー。
「は〜し〜れ〜光速の〜帝国華撃団〜♫」はつい口ずさみます。
事前公開されたオープニングムービーと製品版で終盤の映像が異なるというプチサプライズあり。


本作は何と言ってもキャラクターデザインにおいて
著名な漫画家・イラストレーター複数名に依頼されており、
メインとなる帝国華撃団における「BLEACH」でおなじみの久保帯人氏をはじめ、
堀口悠紀子・BUNBUN・島田フミカネ・杉森健・いとうのいぢ・副島成紀
といった方々。
(敬称略につきご容赦。このデザイナーの多さ、まるでテイ◯ズオブベル◯リアのようだ・・)


ちなみに旧シリーズのヒロインの一人、「神崎すみれ」も久保帯人氏により
リデザインされています。
(そのため他の帝劇キャラと比べても浮いた感じがしません)



待ちに待ったサクラ大戦シリーズの新作。
私のサクラ大戦シリーズのプレイ履歴は下記の通り。

  • サクラ大戦 熱き血潮に (1のPS2リメイク)
  • サクラ大戦2 君、死にたもう事なかれ (PSP版)
  • サクラ大戦3 巴里は燃えているか (PS2移植版)
  • サクラ大戦Ⅴ エピソード0 荒野のサムライ娘
  • サクラ大戦 ミステリアス巴里
  • (プロジェクト・クロスゾーン1・2もあるけど・・)

サクラ大戦3が発売された頃(2001年)はプレイステーションしか所持しておらず、
セガサターンもドリームキャストも所持してなかったし、
SEGAは今みたいに他メーカーのハードにソフト供給なんかしてなかったから諦めていましたが、
「熱き血潮に」や「3」がPS2で発売されるようになって
めでたくプレイ出来る様になりましたとさ。


それでは簡単なゲーム紹介と感想を。


メインキャラ紹介


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本作の主人公にして帝国華撃団 花組 隊長 神山 誠十郎。

旧シリーズの大神一郎や大河進次郎と同じく、真面目な好青年で戦闘もコメディもこなす。
(体が勝手に風呂場の方へ〜とか、やってくれますw)

名前に「大神(オオカミ)」「大河(タイガー)」と猛獣の名前が含まれない。
(この辺は本作のスタッフ気にしなかったのかな?それとも“聖獣”ってこと?)

戦闘は過去作の主人公と同じく二刀流。




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パッケージにも載っている、メインヒロインの天宮さくら。

旧シリーズのキャラのポジションはもちろん、真宮寺さくら。
(戦闘も一刀流を駆使して闘います)

神山隊長の幼馴染であり、わかりやすく好意を抱く。
その仕草がなかなか可愛らしい。

「誠兄さ〜ん」と呼んでくるのが印象的。



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東雲初穂。

旧シリーズでのキャラポジションは恐らくは桐島カンナ。
(がさつなところとか、姉御肌なところとか、ハンマーを振り回すという力強い戦い方とか、
カンナっぽい)

意外と乙女な一面(ウブ?)もあり、からかわれやすそうなタイプ。

さくらの相棒的ポジションでもあります。


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クラリスことクラリッサ・スノーフレイク。
(フルネーム、ブログで記事にするまで知らなんだわ・・)

戦闘では重魔導と呼ばれる魔術を駆使して戦います。

旧シリーズだと・・誰だろ?思いつかない。
金髪枠だとマリアやアイリスだがどちらも違うような・・?
(大人枠とロリっ娘枠)

「あなたの心です!」とか言われたりしないのでご安心を。
(30代以上じゃないと分からないか?)


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望月あざみ

望月流忍者の末裔。
忍者だけど目立つ衣装で忍んでいないと公式にも突っ込まれています。

戦闘では巨大な手甲の爪や手裏剣など忍術を駆使。

旧シリーズのキャラポジションはもちろんロリっ娘枠でアイリス。
(1のアイリスは9歳、あざみは13歳と開きがありますが・・)
現実の13歳はもうちょっと大人びた話し方すると思うけど、
結構言動は可愛らしかったりするので細かいこと言いっこ無しで。



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アナスタシア・パルマ

旧シリーズのキャラポジションは大人の女性で
かつ演劇では男役もこなす事からマリアかなぁ。

戦闘ではハンドガンと仕込み番傘のライフルで銃撃戦を得意とする。
(番傘は任◯堂のカー◯ィやらピー◯姫見たく、
パラシュートのように高所からゆっくりと落下するのにも有用)

世界的な舞台女優を帝国華撃団に!という事で加入する、
加入経緯が霊力とか戦う理由とかに置かれていない珍しい(というか前代未聞?)なキャラ。
(スカウトされる時に戦闘のことも了承したのだろうか?)




ゲームの基本システム

公式サイトでも載ってますが、
旧作と同じくアドベンチャーパートとバトルパートを交互に繰り返す、
おなじみのスタイル。



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会話の選択肢で信頼度が上下するLIPSも健在。
(強弱を調整するアナログLIPSや時間制限式LIPS含む)

ちなみに上の写真の通り旧シリーズとは異なり、
キャラクターはリアル頭身で、
帝劇および周辺施設は完全3Dマップで表現されて自由に動き回れます。
(どうやら「Ⅴ」と同じらしい・・)



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おなじみのブロマイドの収集も。
本作のヒロイン5名のブロマイドは今まで通り売店で収集可能です。

旧シリーズのキャラクターのブロマイド、
そして更には神山隊長のブロマイドもあったりします。
売店に置いてませんが、アドベンチャーパート散策中のマップ
ところどころに置いてあります。




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アドベンチャーパートの新要素、コミュニケーションモード。

ヒロインと過剰なまでにイチャイチャできて、いつしか

「ギャルゲーモード」

と呼ばれる様になりました。

ヒロインがドアップで迫ってきたり、表情を次々と変えていったり、
キャラが3Dモデルで描写される様になったからか
キャラの動き・表情の豊かさは飛躍的に向上しました。




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アドベンチャーパートの途中でも時折、敵の襲撃があって戦闘シーンに移ることも。
舞台に戦闘に大忙し。



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ゲームの幕間には旧作と同じく、アイキャッチが挿入。
アイキャッチにはストーリーの中心になるキャラが背景に。



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で、アイキャッチの中で各キャラの信頼度はこんな感じで表現されます。
デフォルメされたキャラの登場シーンは何気にここだけ。

旧作では能力値の上昇が具体的に表示されてましたが、本作は信頼度の順序のみ。
戦闘システムが全く別物になりましたからね。
(戦略シミュレーションから3Dアクションに)



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戦闘パート。

神山隊長あるいは各ストーリーのヒロインの機体を操作して(時には交代して)
ステージの奥へ進む、3Dアクション式になりました。

内容としてはサクラ大戦Ⅴ エピソード0に近い感じ。
エピソード0ではキャラが谷底に落下したらその時点でゲームオーバーだったけど
本作ではそんな事もなく、ダメージを受けて再開地点からやり直し。




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旧シリーズと同じく、各キャラクターには専用の必殺技あり。
各ストーリーのメインヒロインとの合体技もあり。
相変わらずサクラ大戦っぽい演出で楽しませてくれます。




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ステージの最後にはボスキャラが登場。
これを撃破すればステージクリアとなります。
(龍が如くOF THE ENDにも同じ名前のボスいたなぁ・・)



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戦闘終了後には評価もあり。
評価が高いとストーリーのメインヒロインの好感度が上がることも。



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戦闘終了後にはお馴染みの勝利のポーズ。
バリエージョン豊かで各話どんなポーズになるかが楽しみ。



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各話の終わりには次回予告のムービー。
決め台詞はもちろん「太正桜に浪漫の嵐!」


こいこい対戦もあり

公式ホームページにも記載されていますが、
「1」&「熱き血潮に」と同じく、こいこい大戦も実装されてます。

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勝敗や完成した役に応じて対戦相手のキャラが表情豊かにリアクションしてくれます。
ただこいこいのルール、さわりしか知らないから
良く分からない内にオーバーキルでやられてしまったり・・・



対戦キャラはメインヒロイン・サブキャラ・敵キャラ含め、充実の全21人。
(「熱き血潮に」でも20人ぐらいいたような気もするけど。)

で、この先は前回と同じく評価点と改善点でも書いていこうかなと。

評価点①秀逸なオープニングムービーと楽曲「檄!帝国華撃団<新章>」

オープニング楽曲は「檄!帝国華撃団」の面影を残しながらも大胆アレンジした
「檄!帝国華撃団<新章>」。

イントロ部分とサビの部分はオリジナル版と共通であるけども
Aメロ・Bメロは完全に別物。

それでもサクラ大戦らしさは微塵も失われておらず、
神アレンジと呼んで差し支えない出来。
(早速配信された曲を購入してスマホに入れてしまうぐらい)

またムービーの内容もまた素晴らしい。

サビの「は〜し〜れ〜光速の〜♫」の部分からは
サクラ大戦ではお馴染みの戦闘シーンが描かれており。
花組のメンバーが皆それぞれ降魔の軍団と戦い、蹴散らしていく様には
可愛らしさとカッコ良さ・爽快感が両立されている。

「天宮さくら」と真宮寺さくらを彷彿とせる「夜叉」の対峙シーンも
本作と旧シリーズのコントラストとして印象深く残るシーンでもあるし。

最後に花組全員で巨大な敵に向かっていく様も盛り上がる。

そして先述の通り、事前公開されたものと製品版でラストのムービーが異なるという嬉しいサプライズ。
(特に旧作のファンだととても感慨深く、喜びもひとしお)

是非とも事前公開版と製品版のオープニングムービーを見比べてみることをお勧めします。

評価点②旧シリーズのキャラも含めたブロマイド収集要素



先述の通り、サクラ大戦では恒例のブロマイド収集ですが、
過去作の「1」「2」「3」「4」「Ⅴ」のキャラのブロマイドがあるのは
非常に良かったかな。

実に14年という歳月を経ても、サクラ大戦のことを覚えているファンはいるわけでして
この期間があるからこそ旧作キャラの存在も際立つわけでして。

本作プレイしている最中に過去作の思い出を少しずつ思い出していくようで
ブロマイドを1枚見つけるごとに懐かしい気分になります。

ただ3Dマップ内を探し回るのは大変なので、それ以外で集められると良かったかな。
(仕様上、探し回るのは時間もかかるので大変なんです)

改善点①一部のシーンで喋らないキャラクター


本作は先述の通り、ほとんどのシーンが3Dモデルで進みます。

最近のゲームだと当然のごとく、イベントシーンは全てフルボイスなので
本作もそういうものだと思いきや・・・

ボイスなし、喋ってくれないシーンもままあります。

ちょっと前までペルソナ5 ザ・ロイヤルをやっていたこともあり、
フリー移動のシーンとかで喋らないのはまだしも、
強制的に入るイベントシーンで喋らないのはちょいと違和感大。

ただペルソナ5でもメインキャラのボイスのないセリフとかあったけど
何で新サクラ大戦だと違和感あるのかなぁと考えてみると・・

「あからさまな口パクをやっているから」
かなと。

ペルソナ5だとボイスのないシーンは遠目に見てるから3Dモデルのキャラの口は
動いているという印象を受けないし。
(よく見ると3Dモデルのキャラの口も動いているけど、
基本セリフウインドウのアニメキャラに目がいくから、違和感を感じるほど目立たない)


改善点②移動・探索の煩わしさ


旧シリーズ(1〜4)ではミニマップの行きたい場所を選択or
ミニマップ上をデフォルメされたキャラを動かして移動する方式でした。

しかし先述の通り、完全に3Dで再現された帝劇や帝都を動き周る方式となり、
移動の煩わしさを頻繁に感じる様になりました。
(神山隊長の動きも思ったよりも早くないのもあり)

またペルソナ5の様なマップ間のショートカット機能も搭載されていません。

そしてこれらの点は「Ⅴ」でも指摘されていた模様。

せっかく時間も工数も割いて帝劇・帝都を3Dで表現して、
探索してブロマイドを探すという遊びを加えたにも関わらず
却って移動の煩わしさを強調することになってしまったのは皮肉かと。

プレイに大きな支障がないのは幸いでした。


改善点③戦闘操作のしにくさと敵の攻撃の理不尽さ

先述の通り戦闘システムは
「1」「2」のマス目上を動くシミュレーション形式、
「3」「4」「熱き血潮に」「Ⅴ」のARMSといった形式、
から無双シリーズやデビルメイクライの様な3Dアクション形式へと切り替わりました。

ただこれの操作性が先の引き合いに出した作品とはかなり差がありまして・・

機体の動きはかなりもっさりとした、鈍い印象を受けます。


それでも地上にはびこる敵に関しては問題なく戦えるのですが・・
問題は空中の敵、さらには空中固定砲台のオブジェクトです。


空中に浮かぶ敵もままおりますが、こいつらが基本的に地上に降りてくることはありません。
そのため自ずとジャンプして空中戦を仕掛けるざるを得ないのですが、
空中攻撃の敵キャラへの追尾性は無く、
近接攻撃キャラである神山やさくらは空中に浮いたまま、
空を切るだけの動きになってしまいます。


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空中にいるボス敵でもジャンプで接近して攻撃すれば何とか攻撃は当てて撃破可能。
コツを掴むまで時間はかかりますが・・。


これが第2話以降に登場する、空中固定砲台のオブジェクトが出てくると
途端に難易度が上がってきます。


この固定砲台、数秒に1回のペースでプレイヤーの機体を的確に狙って砲撃してきますが
近接攻撃の神山やさくらだと破壊のために砲台に向かって近づくまでにまず1発、
そして大体において砲台は複数あるので怯んだ瞬間に2発、3発とくらい、
以下無限ループとなります。

アナスタシアやクラリスなど遠距離攻撃キャラに切り替えられるなら良いのですが
そうもいかないシーンも少なく無く多少の理不尽さを感じることは不可避です。

ただここも幸いなことに砲台を全て破壊しないといけない様なシーンは無く、
ダッシュ移動で無視すればOKです。



改善点④ストーリーや設定全般について(ネタバレ含むため反転ください)


(1)ストーリーのメリハリの無さ


何がメリハリがないかって言うと、
「各ストーリーで中心となっているヒロインが誰なのかプレイしていてよく分からなかった」
と言う点です。

序盤に展開されるクラリス・あざみは良いのですが
さくら・初穂・アナスタシアは
「どの話がメインストーリーなの?」
って思うくらいです。

おそらくはさくら・初穂はメインとなるストーリーが共通で、
(「さくらの帰郷」と言うタイトルなのにアイキャッチの背景が初穂)
アナスタシアはクライマックスに差し掛かるに際してストーリーが展開されたから
わかりにくかったものと思いますが・・・


「1」のすみれとカンナ(互いに犬猿の仲)のストーリーが共同で展開された様に、
必ずしも1人1話である必要はないとは思いますが、
メインヒロインであるさくらのストーリーがよく分からないのはちょっと・・

(「3」はヒロイン5名でメインとなる話が1人1話ありましたが)


(2)話数も少ない。


本作は何と全8話。過去作と比べると・・

「1」:全10話、「2」:全12話、「3」:全11話、
「4」:全4話 (歴代ヒロイン13名勢揃いという関係から例外的に短いのも致し方なし)
「熱き血潮に」:全12話
「Ⅴ」:全8話

ともっとも短いと不評だった「Ⅴ」と同じ。

1話1話が短いわけではない(むしろちょっと長いかも)けど。

それに伴い敵組織も「降魔」1つのみで登場キャラ数も少なく、
全ての「降魔」の頂点に立つ「降魔皇」の存在が示唆されるも出番なし・・
(次回作に持ち越しか?)

そしてさくらを除き、後継機への乗り換えもなし。

1(熱き血潮に含む)・2・3で恒例だったこれらのイベントがないのも
ボリューム不足を感じる要因でした。



(3)一部のキャラの言動の不可解さ


本作での帝国華撃団は上海・倫敦・伯林華撃団と比較して
かつての栄光は失われ、演劇も戦闘もダメダメの落ちこぼれ部隊となっています。

で、そんな帝国華撃団が神山の隊長赴任により徐々に立て直されていく、
というのが本作のストーリーの主な流れです。

で、それは良いんですがそんな落ちこぼれではあるけれど人々のために戦っているのに
第1話において降魔の襲来で出撃したさくらと搭乗する光武が
上海華撃団から罵られ一方的にボコられるという、
「一体何がしたいんだ・・」と思わざるを得ない衝撃の展開。

一応は降魔から人々を守るために戦う同士であるのに
「足手まといだ!」とか言うだけならまだしも
落ちこぼれ部隊であることを理由に上記の様な行動をとる上海華撃団は些か不可解。

さくらの帝都や帝国華撃団への思いを描写したかったのなら
「敵との戦力差が大きく、ピンチになったがそれでも諦めない!」
とか他にやりようはあったと思うのだけど。

見ていて「何でこんな展開にしちゃったかなぁ・・」と思わざるを得ず・・。



(4)秘密部隊で無くなった帝国華撃団


旧作と異なり、「帝国華撃団」=「帝国歌劇団」という事が
周知の事実になってしまっていました。

これも旧作を知っていると激しく矛盾した設定だなと思います。

まぁだから「世界華撃団大戦」とか言うオリンピックみたいなことやってるわけなんだろうけど。

あくまで演劇やショーを行う「歌劇団」は世を忍ぶ仮の姿で
帝都や平和を脅かす悪を蹴散らして正義を示す「華撃団」と言う
初期設定が無くなってしまったのは違和感。



(5)デートイベントが簡素化&5股出来ることで薄れた特別感


旧シリーズだと1話丸々使ってヒロイン1名とデート出来るという仕様でしたが・・
(例:「1」だと初期の敵組織「黒之巣会」を倒した後の平和な時間を謳歌して初詣に行く)


本作はデート専用のエピソードも設けられていなければ強制イベントでもないです。


そしてデート中の様子のイラストは1枚しかなく場面が変わることもなくセリフが流れるだけなので
まるで紙芝居でも見せられているかのよう。


更にはその気になれば誰ともデートをせずに過ごすことも出来るし、
その一方でヒロイン全員と同エピソード内でデートをこなせてしまうという、
華撃団隊長の初の5股隊長になることも出来るという・・


かつてのサクラ大戦ではデートエピソードはヒロイン1名を選択して
1日を共に過ごして親好を深める・・
というプレイヤーにとって大きな意味を持つエピソードだったのですが、
こんなにも簡素化してしまってはヒロインに対して思い入れを持つことも
無くなってしまいます。


一応は昼間のデートでは5股出来るけど夜間のデートは1人だけ・・
ということらしいですが、そんな印象はプレイしていて特に持たず。


各ヒロインに特別な思い入れを持ってもらうには
やはりデートイベントをストーリーの中心に据え置いてないと!




(6)語られない旧シリーズのキャラの行方


本作にはご存知の通り、旧シリーズより神崎すみれが同一人物として続投、
また降魔である夜叉も「真宮寺さくら」との関係を匂わせるキャラとして登場しております。

で、真宮寺さくらを含む旧シリーズの帝国・巴里・紐育華撃団のメンバーは
「過去の降魔大戦の封印のために人柱になった」
という旧シリーズのファンにとって衝撃の事実が語られます。

で、その降魔達が今回の敵組織というわけなのですが
エンディングまで旧シリーズのメンバーの行方は語られずほったらかし。
 
こんなに扱いが悪いのなら、もう旧シリーズのキャラは
「戦いとは関係ない場所で皆平和に暮らしている」
とか理由をつけて完全に切り離していた方がよかったのではないかと。

いやそもそも「新章」を名乗る以上、旧シリーズのキャラを関わらせない方が良かったのでは?
とも思います。
(「Ⅴ」の時も旧作の主人公の大神とメインヒロインのさくらは
イントロ部分にしか登場してないですし。でもブロマイドは良かった)



(7)エンディングの演出


サクラ大戦の帝国華撃団の表向きは「帝国歌劇団」であって、
そのモチーフは「宝塚歌劇団」であったはず。

そのことから旧シリーズのラストシーンは公演の千秋楽

にも関わらず最後のエンディングでは
最近のアイドルグループのライブの様なムービーが流れ、
満員の客席ではペンライトがブンブン振られております。

「私の知ってるサクラ大戦じゃない・・」
と旧作のファンなら誰しも思ったのではないかと。

個人の好みかもしれないけど、現実でのアイドルユニットは近頃飽和気味なのもあり、
やはり原点の宝塚路線で行って欲しかったと。



改善点⑤クリア後のおまけモードがない!


改善点⑤クリア後のおまけモードがない!

「帝都の長い一日」「巴里の優雅な一日」のように
クリア後にはヒロインとのイベントCGやムービー・BGMの鑑賞や
おまけエピソード(こいこい大戦のストーリーモードなど)が楽しめるモードがついていたのですが・・

本作はなんと何もなし!

なんだか一昔前のゲームに戻ってしまったかのような不足感。

キャラは魅力的なので、本編以外のキャラの一面が描かれていれば良かったなと。



最後に


今回は改善点色々書いてしまいましたが、それでもまだ

・アニメーションのレベルが下がってしまった
 (「熱き血潮に」や「3」は2Dと3Dの融合やアニメーションの完成度が実に見事でした)

とか

・アニメーションのキャラに「BLEACH」の面影が色濃く残っている
 (アドベンチャーパートの3Dはいいんだけども。BLEACHが人気ありすぎた影響かも)

とか気になる点はまだまだあります。

ただこれだけ改善点や気になる点が出てきたと言うことは
やはり旧来のサクラ大戦とは多くの人に愛される、完成度の高い作品だったのだなと。
(特に「3」とか)

本作は旧作をリスペクトしながらも、リスペクトし切れていなかった故に
サクラ大戦の看板を掲げるには不満が多く出てしまってます。

しかしながらそれは私を含めサクラ大戦の新作を望んだ人が多くいたことも事実なので
是非ともこれらの点を修正して名作と呼べる次回作を提供してくれると良いなと。
(名作は本当に隅から隅まで妥協なく作り込まれていますので・・。)

今回はそんなところでしょうか。


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